【コラム】新型コロナウイルス克服する瞬間、テーパー・タントラム再発心配しなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.22 12:07
米国の通貨政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の今年最後の会議が現地時間で15日から2日間にわたり開かれた。続いて公開された米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者懇談会とFRBの発表内容を一言で要約すれば、「洗練された中庸」といえる。
FRBが公開した発表文と12月の経済見通し(SEP)によると、FOMCは9月の見通しに比べ経済に対する自信が大きく回復した。今年の経済成長見通しの中央値は9月のマイナス3.7%に比べマイナス2.4%と大幅に引き上げられ、失業率見通しは7.6%から6.7%に大きく改善された。今年のインフレ見通し値も上げなかった。景気反騰にも物価上昇圧力は限定的とみているという意味だ。このような判断は通貨政策を緩和的に牽引していく根拠となり、「洗練された中庸」と評価されている。