韓国外交長官「トランプ大統領の破格は挑戦…バイデン氏は北核解決の政治的意志表明を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.12 14:10
韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が11日、「トランプ大統領と側近の破格と独特な点は挑戦だった」と振り返った。康長官はこの日、米アスペン安保フォーラムのテレビ会議で「トランプ政権との協力は量的には莫大なものだった」としながらも、韓米の立場の違いで防衛費分担金交渉を妥結しなかったことに言及し、このように述べた。
司会者のニコラス・バーンズ元国務次官(アスペン安保フォーラム所長)がバイデン新政権と共に取り組みたい点を尋ねると、康長官は「政権移行期間であるため調整や協力をすることはできないが、新政権から出ている信号は非常に励みになる」と評価した。続いて「トランプ政権とは協力の量的側面では莫大で深みがあったが、大統領とインナーサークルの破格と独特な点(unconventionalness and uniquenss)は挑戦だった」と回顧した。「私たちは防衛費分担金特別協定(SMA)のような同盟の懸案について緊密に協議したが、お互いあまりにも異なる立場から出発したため、まだ合意できていない」と説明しながらだ。これは、昨年8月にトランプ大統領の指示で当時のボルトン国家安保補佐官が2020年の1年・50億ドルの分担金を要求し、交渉が1年経過しても膠着状態であることを意味する。