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韓国が事前購入したアストラゼネカ…FT「英国工場に問題、生産に支障」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.09 07:44
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韓国政府が事前購入した多国籍製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大学の新型コロナウイルス(新型肺炎)ワクチンが、英国で生産に支障をきたしている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は英国政府のワクチンタスクフォース(TF、作業部会)関係者が「アストラゼネカが開発したワクチンのうち、400万回分(200万人分)だけが年内に供給されるだろう」と明らかにしたと8日(現地時間)、報じた。該当供給分はオランダとドイツから輸入される。

英国政府は当初、自国の生産施設で年内に3000万回分のワクチン生産を計画したが、英国製造工場で問題が発生して目標をクリアすることができなくなった。英国政府ワクチンTF製造総括責任者のイアン・マッカビン氏は「国内の製造過程でいくつかの困難があった」としながら「これがワクチン普及が若干遅れている理由」と話した。

 
FTによると、英国は当初、自国のワクチン必要分をアストラゼネカのサプライチェーンを通じてすべて生産する計画だった。だが、英国規制当局である医薬品・医療製品規制庁(MHRA)が今月2日、米国ファイザー-ドイツ・ビオンテックのワクチンを緊急承認して8日から接種に入った。年内に英国で生産することになっていた3000万回分の供給に支障をきたし、これに伴い英国政府も計画変更を余儀なくされ、世界のアストラゼネカワクチンの供給日程に影響を与えるのではないか関心が傾いている。

アストラゼネカワクチンはまだ治験第III相の最終結果も出てきていない。今年11月、新型コロナワクチンに対する第III相の中間データ分析結果を発表(平均免疫効果70%)したが、信頼性論争が大きくなってから追加の治験に入った。

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