「外交の恥さらし」ニュージーランドでのセクハラ事件3年ぶりに妥結…あとは民事・刑事だけ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.08 07:26
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官を困らせてきたニュージーランド韓国大使館外交官のセクハラ事件が発生して3年ぶりに被害者との「民間調停」の合意が行われた。7月文在寅(ムン・ジェイン)大統領とニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相の電話会談で両国間外交問題に飛び火して5カ月ぶりだ。被害者と加害者間民事・刑事手続きがまだ残っているが、外交的には一段落したという評価だ。
外交部は7日「先月30日、駐ニュージーランド韓国大使館がセクハラ被害者である大使館前行政職員A氏と民間調停の協議を進めた」として「協議の結果、大使館とA氏は友好的に相互合意に到達した」と明らかにした。両側はその後公式に合意文にも署名したという。
民間調停(private mediation)とは、ニュージーランド現地の労働法による雇い主と被雇用人との紛争解決方法で、被雇用人が自身に被害を与えた雇い主に見舞い金などを求めるように定めた制度だ。これに伴い、A氏の雇い主である駐ニュージーランド韓国大使館はかんばしくないことが発生したことを受け、A氏に一定水準の補償に合意したと推定される。