【グローバルアイ】ベルリン少女像とアンネ・フランク
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.08 07:06
今月2日、日本外務省が大騒ぎになった。ドイツ・ベルリン市ミッテ区議会が「平和の少女像」の永久設置を許可したためだ。少女像は撤去されるものと思っていた日本政府では、準備が整った膳がひっくり返ったようなものだった。
ドイツ市民団体「コリア協議会」(会長ハン・ジョンヒ)は秘密裏に少女像設置を推進した。日本政府の妨害を避けるためだった。9月末に少女像が公開されて、日本は全方向的な「少女像撤去作戦」に入った。茂木敏充外相はドイツ外交長官に、外務省副大臣を務めた佐藤正久自民党議員はミッテ区庁と区議会、ベルリン市長などに手紙を送って撤去を圧迫した。東京都新宿区も加勢した。「韓日政治問題を引き込めば、日独関係が損なわれる」とまで言った。
少女像の永久設置を決めたミッテ区議会の決議文は「河野談話」を引用している。「日本政府も河野談話を通じて(慰安婦の)歴史的研究、事実に沿って組織的・道徳的責任を認めた」と言及したのだ。