国連「ワクチン開発後もコロナ社会経済的被害は数年続く」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.04 15:25
国連のアントニオ・グテレス事務総長が新型コロナウイルス感染症のワクチンが開発されても、コロナ事態による社会・経済的被害は数年から数十年間続くだろうと警告した。
AP通信によると、グテレス氏は4日(現地時間)、国連総会の新型コロナ関連特別会議でこのように明らかにした。グテレス氏はコロナ事態の初期に一部の国が世界保健機関(WHO)の助言を無視または拒否して自国の方式を維持し、その結果、新型コロナが「全方向」に広がったと指摘した。
グテレス氏は「大流行が始まってからほぼ1年が過ぎた。我々は人類の悲劇に直面した。公衆保健と人道主義、経済発展において非常事態を迎えた」と述べた。グテレス氏は特に、コロナ事態で貧富の差が広がり、飢えに苦しむ人々が増え、「およそ80年ぶりの最大の国際的経済沈滞」が訪れると予想する、と強調した。これはコロナ事態の結果ではなく、従来の社会の不平等がコロナ事態で深刻化したもので、必ず解決されるべきだとも語った。