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【コラム】地球の気温0.5度上昇、さらに大きく頻繁なパンデミックを呼ぶ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.03 11:47
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地球には大陸間の渡り鳥移動経路が8つある。韓国はシベリアとアラスカからオーストラリアにつながる渡り鳥の移動経路に属する。アラスカとシベリアから南下する渡り鳥により新たな感染性疾患が出現する可能性は大きい。渡り鳥には旅行ビザは必要ない。これらの病原体が人に感染するかは不確実だが、未知の病原体ならば最悪の状況に備えなければならない。大昔の微生物が生き返るなら現代の人間はこれに対する免疫体系を持っていないため急速にパンデミックが広がりかねない。現在は新型コロナウイルスのパンデミックのため関心が減っているが、渡り鳥による高病原性鳥インフルエンザが韓半島全域で頻繁に発生する。鳥インフルエンザが発生するたびに多くの家禽類と家畜が殺処分されたりする。新型コロナウイルス以前に発生し50万人の死亡者を出した2009年の新型インフルエンザパンデミックも鳥類とブタ、人のインフルエンザが再調合されて起きた。

◇免疫力を弱める地球温暖化

 
気候変動は人体の免疫と病原体との関係を変化させる。哺乳類は周辺環境より高い体温を維持する。低い温度に適応した微生物は暖かい哺乳類では生きられない。したがって人間の37度の体温は病原体に対する天然の「熱」障壁だ。病原体が侵入すれば免疫作用で熱を発生させ体温が1~2度高くなる。37度の天然障壁の上にさらに高い障壁を積むのだ。地球の温度が上昇し病原体がこれに適応すれば核心防御武器である「熱」の効力が鈍る。

新型コロナウイルスの宿主であるコウモリは体温を40度まで維持でき、コウモリウイルスも40度に適応している。コウモリウイルスの感染で人の体温が1~2度上がるとしてもこれらウイルスは40度まで適応しており、熱による免疫武器に耐え抜く。新型コロナウイルスが既存の抗ウイルス治療剤にさらに高い抵抗性を示す理由でもある。熱という障壁のため冷血動物から直接人に病原体が感染するのは難しい。もし両生類と爬虫類のような冷血動物が地球の温暖化に適応し始めれば、彼らが新しい病原体の宿主としてパンデミックの温床になるかもしれない。また、高温現象が続けば睡眠不足、食欲低下、ストレス増加などにより免疫システムが弱くなる。最近の研究によると、高温で育てたハツカネズミはインフルエンザウイルス感染にしやすくなるという。

新型コロナウイルスも地球温暖化もいま人々を殺しているが、これに対する対処方式は完全に異なる。新型コロナウイルスは即刻的で個人的なため恐ろしい。これに対し地球温暖化はナマケモノのように遅く見え責任の所在もあいまいだ。韓国は新型コロナウイルスで模範的な防疫国だがワクチン研究開発能力はまだ足りない。ワクチンは長期的な基礎研究の産物だ。感染性疾患に対するこれまでの低い認識と投資規模を考慮すると、ワクチン主権国へと進む道は遠く感じられる。新型コロナウイルスを教訓にして感染性疾患の深刻性を直視し、これに対する対処能力を向上して次のパンデミックではワクチン主権国として飛躍することを期待する。

安光錫(アン・グァンソク)/ソウル大学生命科学部教授

【コラム】地球の気温0.5度上昇、さらに大きく頻繁なパンデミックを呼ぶ(1)

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