【社説】監察委も裁判所も不当だという検察総長懲戒委を中止しなければ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.03 11:19
青瓦台(チョンワデ、大統領府)と法務部が尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長に対する懲戒委員会を強行する勢いだ。見直しを求める検事の声明、不適切だという監察委員会の勧告、裁判所のブレーキまですべてを無視する意地がが嘆かわしいばかりだ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨日、法務部次官にイ・ヨング弁護士を内定した。前任のコ・ギヨン次官が先月30日辞任して慌てて人事が行われた。イ氏が今年4月まで法務部法務室長を務めたとすれば、その後8カ月間弁護士として務めたが、きちんと検証もできていないのか疑わしい。
コ前次官は尹総長に対する懲戒委の開催に反対したところ、受け入れられず辞表を投げた。辞任しなかったとすれば彼が懲戒委の委員長代理を引き受けざるを得なかった。秋長官は懲戒請求者なので検査懲戒法相懲戒審議に関与できない。ほとんどの検事が懲戒反対の声明に参加したし、その上に一部の検察幹部は懲戒請求過程に関与して忌避申立ての対象だ。外部によって委嘱された委員は参加しないだろうという見通しもある。定足数を満たすことはできない状況に追い込まれると急いで与党寄りの要人を投じたわけだ。