【噴水台】出産少数社会=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.03 10:55
「若年層では出産しないほうが今の流れです。20代女性が『私は子どもを絶対産む』と話すと友達が何と言うか知っていますか。『なぜ? 本当に子どもを産むの?』と驚いて聞きます」
「出産は非合理的な選択だ」。西江(ソガン)大学経済学部のキム・ヨンチョル教授が伝えた最近の若年層の認識だ。数値でも確認することができる。今年初めに実施した韓国開発研究院(KDI)の少子化研究関連のアンケート結果で、20代後半(25~29歳)の女性の55%が「出産する考えはない」と答えた。その理由は? キム教授を含めた研究チームは住居・教育・保育・職場のような回答を予想したが結果は違う状況だった。「結婚する考えが最初からない」(48%)、または「未来が不安定だから」(30%)だった。どのように解釈するべきか、目の前が真っ暗になるほど衝撃的な結果だった。キム教授は「完全に新しい世界が広がっている。今、この集団で広がっている状況は既成世代の認識枠組みを越えた」と打ち明けた。