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韓国政府、アストラゼネカ社とワクチン購入契約…来年ごろ接種(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.03 07:17
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ワクチンの確保に後れをとっているという指摘を受けてきた韓国政府が初めて新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のワクチン契約を結んだことが分かった。その間英国政府は世界で初めて米ファイザー社とドイツのバイオNテック社が開発した新型肺炎ワクチンの使用を承認した。

2日、韓国保健当局によると、韓国政府は先月27日アストラゼネカとワクチン購入契約を完了した。政府は10月からモデルナ、ファイザー、アストラゼネカ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ノババックスなどと供給契約交渉を行ってきた。

 
政府の核心関係者はこの日「アストラゼネカとは契約が実現し、ジョンソン・エンド・ジョンソンとファイザーとは覚書(MOU)を締結した。物量の確定、導入時期は今後交渉する必要がある」と伝えた。彼は「モデルナとはMOUも結ぶことができず、引き続き交渉している」と話した。保健当局のある関係者は「(多数の会社と契約が完了すれば)供給されるワクチンの物量は心配しなくても良い水準になるだろう」と説明した。彼は「ワクチン交渉が最後の段階に達し、交渉結果を集めて早ければ来週に丁世均(チョン・セギュン)首相が発表する予定」と話した。

アストラゼネカのワクチンは1ドーズ(1人分)当たり4ドル(約400円)で価格が安く2~8度で流通する長所がある。ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは1ドーズ当たり10ドル、ファイザーは1ドーズ当たり24ドルで高い。アストラゼネカのワクチンはSKバイオサイエンスとワクチン委託生産契約を結んで韓国内で製造が可能だという点も長所だ。

だが、モデルナ・ファイザー製品に比べて有効性が落ちるというのが短所だ。臨床第3相の中間結果、モデルナ・ファイザーは90%台である反面、アストラゼネカは70%台だった。適正量の半分を使ったのがより有効に確認されて安定性に疑問が提起されたことがある。また、9月原因が分からない副作用で臨床試験が中断されたこともある。

現在、開発完了段階に至ったワクチンは大きく3つの方式に分かれる。アストラゼネカのウイルス伝達体方式、ファイザーとモデルナが作っているmRNA(メッセンジャーRNA)方式、ノババックスが開発しているたん白質合成方式だ。ワクチン専門家はファイザー・モデルナのワクチンがウイルス防御効果は優れるが、製造方法がmRNA方式ということから懸念を示している。mRNA方式のワクチンを人に接種するのは初めてだ。また、mRNAワクチンは保管条件が厳しい。ファイザーのワクチンはマイナス70度、モデルナはマイナス20度で保管しなければワクチンの性能が維持されない。

韓国政府、アストラゼネカ社とワクチン購入契約…来年ごろ接種(2)

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    2020.12.03 07:17
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