韓経:ウォン高で…韓国、1人あたり所得3万1000ドル維持へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.02 13:50
韓国の1人あたり国民総所得(GNI)が今年3万1000ドル水準を維持する見込みだ。新型コロナ事態で実物経済が萎縮したが、今年9月に入ってウォン高が進み、先進国基準と見なされる3万ドルは超えると分析された。韓国の今年7-9月期の経済成長率は2.1%と、10月に発表された速報値(1.9%)より0.2ポイント高かった。
韓国銀行(韓銀)は1日、今年7-9月期の実質GNI増加率(暫定値・前期比)を2.4%と発表した。GNIは国内総生産(GDP)から内国人が海外で稼いだ所得を加え、外国人に支給した所得を引いて算出する。GNI増加率は1-3月期(-0.8%)、4-6月期(-2.2%)とマイナスが続いたが、3期ぶりにプラスに転じた。
GNIが反騰し、GNIを人口数で割った1人あたり国民所得は今年も先進国基準の3万ドルを上回る見込みだ。韓銀の関係者は「今年の1人あたりGNIは3万1000ドルを超えるとみられる」と話した。