韓国大手航空2社の統合、障害はひとまず除去された
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.02 11:47
大韓航空のアシアナ航空買収に向けた最初の峠を越えた。KCGIが韓進(ハンジン)KALを相手取り起こした新株発行禁止仮処分申請をソウル中央地裁が1日に棄却したためだ。産業銀行は2日に予定通り韓進KALの有償増資に参加し株式5000億ウォン相当を取得する予定だ。これにより大韓航空のアシアナ航空買収作業は弾みが付くことになった。だが▽完全に解消されていない法律紛争▽公正取引委員会と海外競争当局の企業結合審査▽労働組合説得――などの課題が残っている。
韓進グループは1日に立場資料を通じ、「アシアナ航空買収が持つ大きな意味と責任を重く認識している。航空産業構造再編の当事者として危機克服と競争力強化、雇用安定に向け最善を尽くしたい」と明らかにした。その上で趙顕娥(チョ・ヒョナ)前副社長、KCGI、半島建設の3者連合に対しても、「責任ある株主として航空産業が生き残れる生態系を作るのに志をともにするよう望む」と付け加えた。