【時論】藤田小百合が「非婚女性の母親になる権利」を気づかせた=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.01 14:09
日本出身のタレント藤田小百合(41)が人工受精で非婚母になったと、最近メディアに公開した。特に日本に行って子どもを産まざるをえなかった状況を説明して「韓国では結婚した人だけが試験管手術が可能で、すべてのことが違法だった」と暴露して波紋を起こした。
ところが韓国社会で彼女の行動を支持する世論が思ったより多かった点がさらに驚きだった。これに関連し、中央日報ホームページの世論調査で「結婚しなくても子どもを持つことはできるか」という質問に賛成と反対がちょうど半分ずつ表れて注目されている。生命倫理や親権問題を懸念して反対するという意見が47%、女性の自己決定権を認めて賛成するという意見が50%だった。女性の出産権と非婚母に対する社会的認識が変化中であることがわかる。
数年前、ソウルに本社を置くある会社で未婚女子職員が卵子冷凍費用を支援してほしいと建議した。皆が驚くほどの奇抜な要求だった。しかし「最近の若者は会社に何でもかんでも要求する」と考えるならそれは大きな間違いだ。彼女たちの立場で考えてみれば、それが重要な少子化対策かもしれない。