【コラム】「サイダー」の経済的費用…世論の乱気流に入った韓国航空会社の合併
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.01 14:02
もどかしい世の中、サイダーのようなさわやかさを誰が拒むだろうか。政治家の「サイダー発言」は理由なく出てくるのではない。お金がかからないサイダー発言もあるが、少し考えればお金がかなりかかる「サイダー」が結構ある。言葉はさわやかで美しいが、その後の処理はどのようにして財布は誰が開くかはほとんど無視して通過するのが普通だ。
うまく判断できなければ「サイダー」に隠れている経済的費用をじっくりと確かめてみるのがよい。高い経済的費用を支払わなければならないケースが多い。
先月発表された大韓航空とアシアナ航空のビッグディール反対論もそうだ。世界7位圏の統合航空会社が誕生するという華麗なファンファーレが終わると、すぐに「財閥特恵ではないのか」という批判が出てきた。産業銀行が8000億ウォン(約755億円)を韓進(ハンジン)グループの持ち株会社の韓進KALに第三者割当増資などの方式で投入すれば、この資金を呼び水に大韓航空が資金を集めてアシアナ航空を買収するというのがビッグディールの骨格だ。この場合、産業銀行は韓進KALの11%の株式を保有するが、結局、経営権紛争中の趙源泰(チョ・ウォンテ)韓進会長に有利になるというのが財閥特恵論の核心だ。