【リセットコリア】不当な検察総長職務排除、法治主義を崩壊させる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.30 16:01
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は就任直後から検察改革を強調してきた。ところが3年半にわたり推進してきた検察改革の終着点が、納得できない事由による尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長の職務排除と懲戒回付とは、本当にこのために検察改革を叫んできたのだろうか。
検察改革の目標は正しい検察の役割を回復することだ。「政権の侍女」でなく「国民のための検察」にすることだ。ところが政権の侍女になることを拒否して国民のために仕事をすると話したのが、検察総長を職務から排除して懲戒に回付した事由になるのはとんでもない。政治家の秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官が公正な法執行の責任を負うべき検察総長を追い込む姿は、政治が法治を蹂躪する現実を赤裸々に見せている。