【コラム】「コロナ禍」女性の自死防ぐには=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.26 14:25
韓国統計庁によると、ことし1~8月に自死により他界した女性が前年より2%ほど増えた。特に20~30代の女性の自殺率が大きく増加したと関連学会で報告された。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のパンデミックが長期化する中、女性がより深刻な危機にさらされた可能性を示している。
一部では、このような現象を女性の生物学的脆弱性と説明する。女性はホルモンの影響で感情の起伏が激しく、自殺衝動をより多く感じ、災害の影響をより大きく受けるということだ。しかし、心理学では、心理的な苦痛を個人の脆弱性だけで説明することはしない。「脆弱性-ストレスモデル」によると、個人が脆弱性を持っていても、環境的要因の作用に基づいて心理的苦痛は異なる可能性があるとみなす。環境的要因が脆弱性を保護したり悪化させたりするということだ。