韓国映画『ミナリ』、デンバー映画祭観客賞受賞…オスカー受賞は可能か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.24 14:35
2021オスカー有力候補作との呼び名も高い韓国映画『ミナリ』がアカデミー受賞作『グリーンブック』『スリー・ビルボード』に続きデンバー映画祭で観客賞を受賞して世界のスポットライトを浴びている。
今年、サンダンスやミドルバーグ、ハートランド映画祭で観客賞を相次いで受賞した。『ミナリ』がデンバー映画祭で観客賞を受賞し、オスカーノミネートの可能性を引き上げた。特に『グリーンブック』『スリー・ビルボード』などデンバー映画祭で観客賞を受賞した作品はアカデミーでも受賞したことがあり、次のアカデミー授賞式に向かった『ミナリ』の今後の歩みにも注目が集まっている。あわせて俳優のスティーヴン・ユァンが『ジョーカー』のザジー・ビーツ、『ブラックパンサー』のウィンストン・デュークとともにデンバー映画祭の最優秀演技賞を受賞して世界的な関心を集めた。
『ミナリ』は希望を求めて慣れない米国の地への移民を選んだ韓国人家族の暖かく特別な物語を描いた作品。この映画の演出と脚本に参加したリー・アイザック・チョン(チョン・イサク)監督はすでに『Munyurangabo』で第60回カンヌ映画祭「ある視点部門」に招待されて映画界に大きな反響を呼んだ監督だ。また『ムーンライト』『それでも夜は明ける』などアカデミー作品賞受賞作に参加した俳優ブラッド・ピットの製作会社プランBエンターテインメントが製作を担当し、『ムーンライト』『ルーム』『レディ・バード』『ロブスター』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』など数回のオスカーレースを成功裏に導いたA24が北米配給を担って、さらなる期待を高めている。