180兆ウォンの民間投資、1100社の宇宙企業に集まる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.23 11:42
衛星インターネットも目の前に近付いてきた。低軌道に数千~数万基の超小型衛星を飛ばして全世界にインターネットサービスを提供する事業だ。世界のどこでもインターネットに接続でき、送受信性能が良く、海底光ケーブルと地上基地局に基盤を置いた既存のインターネットネットワークに代わるという見通しも出ている。「スターリンク」という宇宙インターネット事業を推進しているスペースXはすでに600基を超える衛星を打ち上げた。北米地域を対象に月使用料99ドルで第4世代移動通信(LTE)級インターネットを提供する試験サービスを開始した。
これまでになかった新事業領域も登場した。宇宙ごみ清掃事業が代表的な例だ。現在地球軌道には寿命を終えた人工衛星や打ち上げ副産物のような直径1センチメートル以上の宇宙ごみ90万個が飛び交っている。各国が「宇宙交通事故」の脅威となるこれらの処理に苦心する間に企業は多様な技術的解決策を出している。ロボットアームを持つ清掃担当衛星開発、寿命が終わった衛星を地上からレーザーで撃墜する技術、衛星に小さな逆推進ロケットを取り付けて自ら墜落させて寿命を終えさせる技術などが提案されている。