中国、米国債は「ダイエット」、日本国債は「暴食」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.21 12:43
中国の「米国債ダイエット」が続いている。5カ月連続で保有残高を減らし、4年7カ月ぶりの低い数値となった。米国債の罠から抜け出すための苦闘と解釈される。
米財務省によると、中国が9月に62億2000万ドル(約6440億円)規模の米国債を売却したと、サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が19日報じた。5カ月連続で減少し、中国の米国債保有残高は1兆617億ドル(ブルームバーグ集計)となった。2017年2月以来の低い水準だ。
米中の対立が深まるほど中国は米国債の保有を減らす傾向を見せている。昨年すでに米国の第1債権者の地位を日本(9月の米国債保有残高1兆2762億ドル)に譲り渡した。上海財経大の奚君羊教授はグローバルタイムズのインタビューで「中国は徐々に米国債保有残高を8000億ドル以下に減らしていくだろう」という見方を示した。