WHO事務局長、今度は「エチオピア反乱軍支援」疑惑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.20 16:19
新型コロナウイルス感染症への対応過程で米国などから「中国寄り」という批判を受けてきた世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に、今度はエチオピア反乱軍を支援したという疑惑が浮上した。
20日(現地時間)のワシントンポストなど海外メディアによると、エチオピア政府軍のベルハヌ・ジュラ将軍は19日、テドロス事務局長がエチオピア軍と交戦中のティグレ人民解放戦線(TPLF)側の反乱軍を支援していると主張した。ジュラ将軍は「テドロス事務局長が周辺国にティグレ州反乱軍に武器などを支援するよう働きかけ、戦争に反対すべきだと促した」と述べた。
アフリカ出身者で初めてWHOの首長となったテドロス事務局長はエチオピア出身。ジュラ将軍は、TPLFがエチオピア連立政権だった当時にテドロス事務局長が保健相(2005-2012年)、外相(2012-16年)を務めたことにも言及した。しかし反乱軍支援に関連する具体的な証拠は提示しなかった。