韓経:世界穀物価格の暴騰…「飢餓パンデミック、新型コロナより恐ろしい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.18 10:36
国際先物市場で小麦・豆・トウモロコシなど主な穀物価格が急騰している。最近、気候が急変して作物状況が打撃を受けたうえにコロナ禍の余波で運送など供給に支障が大きくなったためだ。国連世界食糧計画(WFP)のデイビッド・ビーズリー事務局長は14日「世界が新型肺炎のように深刻な『飢餓パンデミック(大流行)』に直面する可能性がある」と警告した。
16日(現地時間)、米国シカゴ商品取引所で豆の期近物である来年1月引き渡し分の先物は1ブッシェル(27.2キログラム)当たり11.5475ドルで取り引きされ2016年7月以降最も高い価格となった。トウモロコシの12月物は4.19ドル台、小麦の12月物は1ブッシェル当たり6.00ドル台で取引価格が形成された。豆、小麦、トウモロコシは過去6カ月間価格上昇幅が38.5%、31.0%、20.0%に達した。国連食糧農業機関が集計する国連穀物価格指数も約2年間で最高値を更新した。