「東海・日本海」の代わりに数字導入、「東海」表記争いはこれから
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.18 07:50
日本が国際社会で東海(トンヘ)を「日本海」と主張できる制度的な根拠が消える。これまで国際水路機関(IHO)の海図は「日本海」単独表記を標準としていたが、今後適用される新しい標準では名称でなく数字の表記を原則とするからだ。
世界各国に海の名称表記の基準を提示するIHOは16日、テレビ会議で行われた総会で、今後デジタル標準海図に東海や日本海のような名称でなく固有識別番号を表記する新しい方式(S-130)を導入することにした。IHOの従来の標準(S-233)は東海を日本海と単独表記し、日本政府はこれを「国際的に日本海が正式名称」と主張する根拠にしてきたが、こうした標準自体が事実上除去されたのだ。
韓国外交部のイ・ジェウン副報道官は17日の定例会見で「日本が主張する日本海という名称自体が国際標準として地位が落ちることになり、東海表記の拡大の新たな枠組みも用意することになった」と述べた。