RCEP、韓国中小企業に好材料?…「素材・部品・装備は危機、中古車も開放圧力」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.17 08:36
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に韓国政府が15日に署名したことを受け、中小企業界もこれによる効果の予測に関心を向けている。RCEP加盟15カ国の国内総生産(GDP)を合わせれば26兆3000億ドル(昨年基準)と、世界全体の30%にのぼる。RCEPでこの市場が一つになれば、輸出が増える可能性と同時に、国内市場が脅かされる可能性も高まる。
政府は繊維・機械部品など中小企業の主力品目についても、東南アジア諸国連合(ASEAN=ブルネイ・カンボジア・インドネシア・ラオス・マレーシア・ミャンマー・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナム)が追加で市場を開放する点を前向きに見ている。同じ製品でもどの国での生産工程比率が高いのかによって各国の「Made in 〇〇〇」に対する評価が異なり、関税など通関手続きに一貫性がなかったが、この原産地基準もRCEP内では統一され、こうした不便な点も消えるというのが政府の説明だ。