米主導のTPPに対抗し浮上したRCEP…韓国大統領府、中国主導論に「参加国にすぎない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.16 10:37
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、世界最大規模の自由貿易協定(FTA)の東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に署名した。これにより韓国は東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と中国、日本、オーストラリア、ニュージーランドなど15カ国が参加する「メガFTA」の加盟国になった。RCEP総生産は全世界の30%に達する。
文大統領はこの日オンラインで行われたRCEP首脳会議で、「新型コロナによる挑戦と保護貿易拡散、多国間体制の危機の前で、若く躍動的なASEANが中心となって世界最大規模の協定を締結した。自由貿易の価値守護を行動に移し、RCEPが地域を超え世界の多国間貿易回復に寄与することを確信する」と話した。続けて「今後域内障壁が下がり、人と物資、企業が自由に移動するだろう。商品とサービス市場をともに開き、(RCEP加盟国が)最も速く経済を回復する地域になるだろう」とした。