韓経:「多国間貿易体制に復帰は肯定的…ベトナムの為替操作国指定時は韓国に打撃」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.09 09:42
「バイデン米大統領時代にはトランプ大統領の時とは違い多国間主義通商秩序が回復するでしょう。ただ米中紛争は続き、ベトナムが為替操作国と指定される可能性が高く、韓国企業に容易でない状況が続くでしょう」。
韓国最高の通商専門家らはバイデン候補の当選が世界経済と通商秩序、そして韓国経済に及ぼす影響をこのように予想する。8日にソウルの韓国経済新聞社で開かれた緊急討論会でのことだ。この席には法務法人広場の朴泰鎬(パク・テホ)国際通商研究院長(元外交通商部通商交渉本部長)、現代経済研究院の李東根(イ・ドングン)院長、対外経済政策研究院の金興鍾(キム・フンジョン)院長が参加した。司会は韓国経済新聞のパク・ジュンドン経済部長が務めた。出席者は世界経済の不確実性が大きく減ったということで意見が一致した。だが米中貿易紛争と米国の保護貿易基調は続くと予想した。米国が貿易紛争で解決カードとして切るのはトランプ政権時代の無差別関税引き上げから反ダンピング提訴などの「精密打撃」に変わる可能性が大きいと予想された。