【コラム】ついには国民を「殺人者」呼ばわりまで=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.06 14:15
「泥棒ではなく殺人者です、殺人者。集会主導者は!」
野党「国民の力」の朴大出(パク・デチュル)議員が、反政府光化門(クァンファムン)集会を阻止すると言って警察が広場を包囲した車壁、いわゆる「在寅山城」を批判すると、盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長が机を叩いて激しく指差しながらこのように大声を上げた。酒の席で思わず出た失言でもなく、4日に生中継された国会国政監査の現場で起きたことだ。不法集会支持ではなく、反対の声を元から封鎖する政府の過剰公権力執行を問題視したものだが、盧室長は現政府の特技である手慣れたフレーム転換手法を動員して「光化門集会で7人以上が死んだが、それを擁護するのか」と叱りつけた。「お疲れ様です」と言いながら慌ててこの場を収拾しようとする与党運営委員長の話を遮った後も「殺人者」と言いながら声を荒げる場面を見ると、前に座った野党議員だけでなく国民に聞けと言わんばかりに、決心して言った言葉も同然だ。