韓進海運破産から3年半、輸出品を運ぶ船がない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.02 09:28
先月30日、釜山(プサン)新港ターミナルには数百個のコンテナが5~6段ずつぎっしりと積み上げられていた。輸出商品を載せて海外に向かう船を確保できず積み上げられるコンテナがますます増えた。海運会社HMM(旧現代商船)関係者は「新型コロナウイルスの流行がやや落ち着き(海運船舶の)需要回復速度を供給増加速度が追いつけずにいる。特に米国の消費財需要増加などで米国に向かう運賃が急騰傾向を見せている」と話した。
韓国企業が輸出船舶不足と海上運賃上昇の「二重苦」に泣き顔だ。1日の海運業界によると、コンテナ船運賃水準を示す上海コンテナ運賃指数(SCFI)は先月30日に1529.99を記録した。2010年8月以降で最も高い数値で、800台を維持した4月のほぼ2倍だ。現在のような流れだと近く過去最高値の1583.18を更新する可能性が高いとの見方が出ている。
特に韓国の輸出企業が多く利用する米国への運賃が大きく上がった。米カリフォルニアに向かう西岸航路運賃は1FEU当たり3849ドルを記録し前年同期比3倍近く高騰した。