オブライエン米大統領補佐官（国家安全保障問題担当）が２８日（現地時間）、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長に向けて「核を放棄すれば平和と繁栄をもたらした人物として記録される」と述べた。

オブライエン補佐官はこの日、米シンクタンクのハドソン研究所が開いた画像セミナーで、「北朝鮮内部では金正恩一家が核兵器を放棄すれば政権が終わるかもしれないという憂慮があるが、これは事実でない」とし、このように話した。

オブライエン補佐官は「核兵器は（北朝鮮に）安全保障をもたらさないが、それを除去すれば北朝鮮は無限の潜在力を持つことができる」と強調し、「韓国と韓国が持つ驚くべき経済を見ればよい」と語った。

オブライエン補佐官は北朝鮮が制裁を受ける中でも核兵器と長距離ミサイルを開発できたのは、北朝鮮の住民が勤勉で創意的であるからだと診断した。続いて「北朝鮮がこうした能力を実物経済で発揮すれば豊かになり、金正恩委員長は失脚しないはず」と述べた。

トランプ政権は北朝鮮の非核化を引き出すのに失敗したのではという質問に対しては、「北朝鮮が核実験と長距離ミサイル試験を中断したのは、過去３０年間に在任した米大統領ができなかったことだ」と答えた。