「現代車のEVにサムスンが作ったバッテリー搭載」…現実化するか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.30 11:04
現代自動車にサムスンが作ったバッテリーが搭載される日が来るだろうか。過去であれば想像することさえ難しかったことが、現実化するのではないかと韓国財界の関心が集中している。
29日、財界によると、現代自動車は9月末に「E-GMP」第3次プロジェクト物量を発注した。E-GMPは現代車が定めた電気自動車(EV)専用プラットフォームの名称だ。来年年頭から現代車が発売する電気自動車は基本的にこのプラットフォームに基づいて生産される。現在、LG化学やSKイノベーション、サムスンSDIなど国内外のバッテリー企業が入札に参加すると発表された。入札の結果は今年末ごろに判明する予定だ。
バッテリー企業が先を争って現代車のE-GMP物量を獲得するために努力しているのは、それだけ「金になる」ためだ。一例として、E-GMP第1次プロジェクトのプロバイダに選ばれたSKイノベーションは、2021年末から5年間、現代・起亜車が生産する電気自動車約50万台に搭載されるバッテリーを供給することになる。10兆ウォン(約9200億円)規模だ。韓国市場で発売される現代車NE、起亜車CVなどにSKイノベーションのバッテリーが使われることが発表された。第3次プロジェクトの場合、1次・2次を合算したものよりも発注規模が大きいことが伝えられた。