韓国大統領府の警護処に身体検査された韓国野党院内代表…「協力政治をすると言いながら無礼を働くか」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.29 09:05
28日文在寅(ムン・ジェイン)大統領が施政演説を行った国会本会議場の風景は明らかに二つに分かれた。174席を占める共に民主党からは35分間力強い拍手が25回出て、国民の力の議席には「これが国か」「国がどうしたの?」と書かれたピケ103個が掲げられた。
事前歓談の時から激しい対立は予告された。文大統領は演説前国会議長室で「今回が施政演説としては5回目(2017年から4回の本予算、1回の補正予算)だ。国会と頻繁に疎通しようと努力する」と述べたが、本来第一野党・国民の力の指導部はなかった。国民の力のキム・ウネ報道官は「金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長はライム・オプティマス事態の特別検察を求める国民の要求を受け入れないことに対する抗議の意思表現で文大統領との事前懇談に応じないことにした」と説明した。
国民の力の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は国会議長室の前で青瓦台(チョンワデ、大統領府)警護処職員が身体検査を試みたことに抗議して引き返した。朱院内代表は警護員に「野党院内代表」と明らかにしたが、警護員がこれといった説明もせず直ちに自身の携帯電話を触って身体を前後に検査したと言った。国民の力のペ・ヒョンジン院内報道官は「協力政治をすると言いながらこのような無礼は有り得ないだろう」とし「強力に遺憾を表明して青瓦台の公式謝罪と釈明を求める」と記者らに知らせた。