正義記憶連帯「麻浦憩いの場」閉鎖…慰安婦被害者の「憩いの場」が歴史の中へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.29 07:57
正義記憶連帯(正義連)が運営してきた旧日本軍による慰安婦被害者の憩いの場『平和のわが家』〔麻浦(マポ)憩いの場〕が8年ぶりに閉鎖された。安城(アンソン)ヒーリングセンターに続き、麻浦憩いの場が閉鎖されることで正義連が慰安婦被害者のために運営する「憩いの場」は1カ所も残らなくなった。
正義研関係者は27日ソウル延南洞(ヨンナムドン)麻浦憩いの場の引っ越しを終えたと28日、明らかにした。その間、ここで保管していた慰安婦被害者の遺品と団体記録物などは麻浦区に用意された別途の収蔵庫に移された。
正義連の理事長を務めた共に民主党の尹美香(ユン・ミヒャン)議員も引っ越し当日、フェイスブックに文章を投稿して麻浦憩いの場を振り返った。尹議員は「まだ吉元玉(キル・ウォノク)さんの姿が見え、金福童(キム・ボクドン)さんの息が、イ・スンドクさんの甘えている声が聞こえるようだ」として「おばあさんたちと私たちの時間、人生がこめられた空間、本日をもって完全な別れのあいさつをする」と書き込んだ。