【社説】韓国経済副首相の「経済回復」、早すぎる自画自賛だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.28 11:22
7-9月期の国内総生産(GDP)が前四半期より1.9%増えた。今年1-3月期、4-6月期連続で逆成長に続く7-9月期ぶりの反騰だ。輸出回復傾向(15.6%増加)が立役者であり、設備投資(6.7%)も反騰を手伝った。反面、民間消費は秋夕(チュソク、中秋)特需があったが、4-6月期より0.1%減少して成長率を引き下げた。
洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は「経済正常化に向けた回復軌道に入った」と自評した。キム・ヨンボム企画財政部第1次官は「プラス成長は非常に貴重な成果」と話した。早すぎる自画自賛だ。7-9月期の反騰は金融危機以来最悪だった4-6月期の成長率(-3.2%)に比べた基底効果が大きい。1年前に比べると、GDPは1.3%減少した。パク・ヤンス韓国銀行統計局長がGDPを発表して「V字反騰ではない」とした理由だ。