【コラム】韓国、超精密映像撮影する先端人工衛星が急がれる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.26 18:03
過去の空間情報が単純に地理情報を提供して人が利用するのにとどまったとすれば、情報通信技術(ICT)を基盤とした第4次産業革命時代は違う。空間情報は人工知能(AI)・ビッグデータ・モノのインターネット・拡張現実・ドローン・デジタルツインのような先端技術と融合・複合し付加価値を作る核心インフラとしての位置を確立している。代表としてナビゲーションと自分の周辺の美味しい店情報を考えてみよう。身近なものに空間情報が溶け込んでいる。
いまや空間情報はモノが利用するところまで拡張された。未来をリードする無人自動車、デジタルプラットフォーム産業、スマートシティなどに使われている。ナビゲーションのような空間情報がない自動運転車を想像できるだろうか。あらゆる情報をすべて持っているデジタルプラットフォームであるネイバーやグーグルマップもまた同じだ。移動と施設の効率性を最大化するスマートシティもやはり根幹は空間情報だ。
目的地まで行く最も速く粒子状物質が少ない道をサイバー空間である「デジタルツイン」に3次元で投影して見せるサービスも可能だ。もちろんこれは空間情報に環境情報を融合した時に起きることだ。こうした魅力により空間情報産業は持続的な成長を見せている。今年の世界空間情報活用市場は670億ドルに達する見通しだ。