元韓国ガールズグループのメンバーの相次ぐ所属事務所批判…なぜか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.23 17:05
これに対し、当時所属事務所代表はメディアとのインタビューで「強圧的にしたことはない。両親にも同意を求めた」と反論して真実攻防に拡大した。また、7月にガールズグループAOAの元メンバーだったクォン・ミナは活動当時、一部メンバーから仲間はずれにされ、これによるうつ病のせいで自殺未遂を起こしたと明らかにして波紋が一気に拡散した。結局、仲間はずれを主導したと指定されたAOAのリーダーのジミンがグループを脱退した。AOAも事実上、活動を中断した状態だ。
このような傾向はボーイズグループと比較すると際立つほうだ。過去、JYJやHIGHLIGHT(ハイライト)のように葛藤が大きくなってチームが割れたり所属事務所を移動することはよくあったが、チームから出たメンバーが元所属事務所やチームを攻撃することはほぼなかったためだ。
歌謡界ではさまざまな要因が複合的に働いたとみている。ひとまずガールズグループ出身のメンバーが「一人立ち」する過程で体験する陣痛を一つの要因に挙げる。A芸能事務所関係者は「ガールズグループの寿命やファンダムはボーイズグループに比べてそれほどしっかりしていないので、グループ活動が終了した後に個人として芸能界に安着するためには少なくない困難を経験する」とし「大衆の関心と認知度を引く手段として『過去』をセールスするようだ」と話した。反面、ガールズグループ出身のある芸能人は「ボーイズグループはファンダムが強大で所属事務所がメンバーにむやみにパワハラしたり正当ではない要求を強要したりすることはできないが、ガールズグループの場合は抗議しても無視される場合がほとんど」としながら「『暴露』のような形を取るほかない背景にも考えを巡らせるべき」と話した。