【社説】インフルエンザワクチン接種で3人目死亡、韓国疾病管理庁は対策を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.21 10:53
インフルエンザワクチンを打った後、突然死する事故が相次ぎ、ワクチン接種に不安を感じる国民が増えている。インフルエンザワクチン接種を計画通り滞りなく行ってこそ新型コロナウイルス(新型肺炎)防疫戦線の負担を減らせることができるはずだが、現実は逆方向に進んでいて憂慮される。
昨日、大田(テジョン)で無料ワクチンを接種した80代の高齢者が5時間後に亡くなった。全羅北道高敞(チョルラブクド・コチャン)では一昨日インフルエンザワクチンを接種した70代女性Aさん(78)が翌日亡くなって保健当局が因果関係を調査中だ。Aさんは70歳以上の高齢者を対象に一昨日から始まった政府の接種計画に従って、近くの病院でポリョンバイオファーマのワクチンを接種したという。これに先立ち、仁川市(インチョンシ)の高校3年生のB君(18)が今月14日、近くの病院で無料インフルエンザワクチンを接種してその2日後に亡くなった。B君は国家調達物量でシンソン薬品側が供給したワクチンを接種した。保健当局はAさん・B君の2人が接種したワクチンは、常温放置によって効能低下が懸念されたり、白色粒子が検出されたりした製品ではないと説明した。