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韓国野党議員、「釜山港に入出港する日本活魚車が海水を無断放流」指摘

ⓒ 中央日報日本語版2020.10.21 10:29
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日本の水産物と一緒に積載されてきた日本の海水が、毎日韓国釜山(プサン)に53トンずつ放流されていることが明らかになった。

20日、国会農林畜産食品海洋水産委員会所属の野党「国民の力」の李亮寿(イ・ヤンス)議員によると、釜山港に入出港する日本活魚車が一日に釜山近海に捨てる日本海水の量は約53トンだ。昨年から日本活魚車の海水無断放流問題が繰り返し指摘されていて釜山港湾公社が啓蒙活動に乗り出したが、取り締まり権限がないため日本活魚車が海水を放流しても何の手立ても取れないことが明らかになった。

 
昨年7月、青瓦台(チョンワデ、大統領府)には「韓国内の日本産活魚流通と日本海水の無断放流、無法ならず者日本活魚車の取り締まり不可」というタイトルの請願が投稿されて1カ月で21万3581人の賛同を集めた。この請願は青森県のナンバーをつけたまま韓国に入ってきた活魚車が海水を無断で放流する様子と活魚車運転者の乱暴・飲酒運転の様子を撮ったYouTube(ユーチューブ)映像が話題になって世間の注目を集めた。

釜山港湾公社は日本活魚車の海水放流問題を解決するために年内に海水浄化関連施設を設置して放流区域を指定するよう計画したが、現在までのところ該当施設は設置されていない。李議員は「国民の不安を和らげるために迅速に措置が講じられなければならないが、相変らず釜山港湾公社はのろま対応で一貫している」と指摘した。

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