【コラム】南北共存のためにも対北朝鮮抑止力の確保を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.20 14:05
文在寅(ムン・ジェイン)政権は発足と同時に「責任国防、強い安保具現」というスローガンを掲げて国防改革2.0を推進した。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時に始めた中期国防改革1.0を越えて、より自主的な国防力を確保するという意志だった。これは保守政権が北朝鮮の脅威を伝家の宝刀のように政治的に利用したが、実際の国防努力は非常に不足していたという現実認識が込められている。
経済成長率をはるかに上回る年平均7.5%の国防費増額、国内総生産(GDP)比2.4%水準から3%の国防予算を確保するという目標を設定した。優先的な目標は北朝鮮の核・ミサイル脅威への対策はもちろん、有事の際、北朝鮮を迅速に無力化する力を確保するというものだった。