「日本に搬出された『百済微笑菩薩』、必ず取り戻すべき」=韓国国政監査
ⓒ 中央日報日本語版2020.10.14 16:06
韓国文化財庁が7世紀の百済仏教遺物「百済金銅観音菩薩立像」(百済微笑菩薩)を取り戻すための手続きを中断したという主張が提起された。
李炳勲(イ・ビョンフン)議員(共に民主党)は国会文化体育観光委員会の国政監査で、「文化財庁は価格問題で交渉が決裂した2018年以降、『百済微笑菩薩』を取り戻すための手続きを事実上中断している」と明らかにした。
百済微笑菩薩は1907年に忠清南道扶餘郡窺岩面(プヨグン・キュアムミョン)の寺跡から2点が発見された。1点は国宝第293号に指定され、現在は国立扶餘博物館に所蔵されている。別の1点は日本人収集家によって日本に搬出された。学界では日本に搬出された百済微笑菩薩が国宝第293号よりも繊細で美しいと評価されている。