米ディプロマット誌「バイデン候補が勝利しても韓米関係は解決しない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.14 14:25
米有力外交専門誌「ディプロマット」が、民主党のバイデン候補が大統領選挙で勝利しても韓米関係が改善されるという保障はないという趣旨の寄稿文を掲載した。韓国海軍本部未来革新研究団で戦略概念を研究するユ・ジフン少佐と米政治専門家であるキム・ジユン元峨山(アサン)政策研究院選任研究委員らが7日に寄稿したもの。
寄稿文は国際関係分野の識者であるハーバード大学のジョセフ・ナイ客員教授とコロンビア大学のロバート・ジャービス教授、米中央情報局(CIA)首席分析官を務めたブルッキングス研究所のパク・ジョン専任研究員、このほか匿名のオバマ政権当時の国務省高官と現職駐韓米大使、元駐韓米大使らのインタビューを通じて作成された。著者らはこれを基に、バイデン候補が勝利する場合、現在のトランプ政権の「一方主義」は弱まるが水面下にあったまた別の対立が浮上するかもしれないと分析した。
対北朝鮮政策が代表的だ。首脳間対話を通じた「トップダウン」方式を好むトランプ大統領に比べ、バイデン氏は米朝関係で原則論を強調する。この場合米政権が現在より高い水準の対北朝鮮圧迫に出る可能性があり、対話を重視する韓国政府の立地は狭くなりかねないと分析される。実際にバイデン候補はトランプ政権の北朝鮮へのアプローチ方法を批判しており、前提条件なく北朝鮮と対話に出るのには否定的な立場だ。