菅外交核心側近は「米国通」の阿達氏…「安倍・トランプの『ブロマンス』作った」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.13 18:00
菅首相はいまでもこのエピソードを自身の外交感覚を誇示する材料として活用している。最近ある月刊誌のインタビューで菅首相は、安倍首相とトランプ大統領が互いに「シンゾー」「ドナルド」と呼ぶほど特別な関係になった背景には自身の貢献も少なからずあったとし、だれもトランプ氏の勝利を予想していなかった時に自身はトランプ氏側とも関係を築かなければならないと考えたと話した。
これに伴い、首相官邸周辺では「安倍外交」に強大な影響力を行使してきた今井尚哉政務秘書官の役割を阿達補佐官が代わることになるとの分析も出ている。経済産業省出身の今井秘書官はロシアとの領土交渉や日中関係改善問題で外務省を押さえて影響力を行使してきた。
また別の消息筋は「菅内閣で阿達補佐官の役割が注目されるのは事実」としながら、「ただし韓国や中国などアジア外交ではどうか未知数」と話した。