【社説】父親を失った息子の「涙の手紙」に大統領は行動で応えるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.07 14:40
西海(ソヘ、黄海)で公務中に行方不明になった後、北朝鮮軍によって残酷に殺された韓国公務員イさん(47)の高2の息子Aさんが文在寅(ムン・ジェイン)大統領宛に涙の直筆手紙を送った。この手紙で、Aさんは幼い妹(8)と母と毎日苦痛の中で生きているとしながら家族の心情を吐露した。Aさんは「いま私たちが受けているこの苦痛の主人公が大統領様の子や孫でも今のようにできますか。国は父の生命を助けるためにどんな努力をしたのか聞きたいです」と綴った。
北朝鮮軍の銃によって殺害されて燃やされた大韓民国公務員の家族でなくても、悲しみを慰労して北朝鮮の蛮行に公憤を感じるのが人の常というものだ。それでも一部のネットユーザーは「越北者をなぜ救わなければならないのか」「越北者の家族は隠れて生きなければならない」など傷口に塩を塗り込むようなコメントをつけた。これは明らかな2次加害だ。