潘基文氏、射殺公務員の実兄と会い「国連調査の必要性に共感」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.06 10:18
元国連事務総長の潘基文(パン・ギムン)氏が5日、北朝鮮軍の射殺によって亡くなった韓国海洋水産部公務員イさんの実兄であるイ・レジンさんと50分間会った。この日午後3時ごろから潘基文財団でだ。国際社会の協力を受けるために会いたいというイ・レジンさんの要請に潘氏が応じた。野党「国民の力」の河泰慶(ハ・テギョン)・趙太庸(チョ・テヨン)議員らがこの場を設けて同席した。
潘氏はこの席で「われわれ国民が凄惨に殺害されたことに対し、事実関係の調査を徹底して行うべきだ」と述べたと、同席した金塾(キム・スク)元国連大使が聯合ニュースの電話取材で伝えた。また「北朝鮮の頑なな抵抗により、今では共同調査などが容易ではなさそうだ」とし「まず遺体回収のために努力するべきだが、どのような努力であろうとも原則を持って退かずに、持続的に進めていければと考える」と付け加えたという。
河議員もこの日、フェイスブックに「潘氏が被害者の遺族に深い慰めの意を伝えた」とし、今回の面談について便りを伝えた。続いて「国連の人権保護原則を強調し、国連次元で今回の射殺事件の調査が必要だということに共感した」とも伝えた。