【コラム】韓露修交30周年、韓国に「トルストイ・ハウス」を作ろう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.01 17:13
韓国とロシアが公式に修交してから9月30日でちょうど30周年だ。これまで韓露関係は飛躍的に発展した。貿易規模は約120倍に増加し、ロシアは韓国の10位の貿易相手国になった。
韓国の対外政策で、ロシアの位相調整も行われた。韓国は、米・中・日・露の地政学的競争の磁場に位置する。米中の覇権競争期に韓日、中日、露日の二カ国対立に加え、北朝鮮の変数まで、韓国外交は多次元の関数を解いていくしかない。
このような地政学的な脆弱性を逆転させる戦略的として「中堅国外交」を標榜した状況で、ロシアは韓国が結んでいく二カ国間・多国間関係で効率的なレバレッジの役割を果たしてくれることができる。ロシアは欧州であって欧州でなく、アジアであってアジアでない。「二重の他者」として、その独特の位置がこの役割を可能にする。