「SKが証拠開示義務違反」…米ITCバッテリー判決来月26日に延期
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.28 09:44
LG化学とSKイノベーションのバッテリー特許訴訟と関連し、米国際貿易委員会(ITC)傘下機関が「SKがITC裁判過程で証拠開示義務に違反した」との意見書を出した。この意見書は来月5日から26日に延期されたITCの営業秘密侵害訴訟最終判決の参考資料になる可能性がある。
ITCが27日に明らかにしたところによると、傘下機関である不公正輸入調査室(OUII)はLG化学のSKイノベーションに対する制裁要求に対し賛成意見を明らかにした。LG化学は「SKイノベーションは2015年6月に関連特許を登録する前からLG化学の先行技術であることを認知していたが、この事実を隠すために今年3月まで証拠を隠滅した」として裁判所に制裁を要請した。これに対しOUIIが「適切だ」という趣旨の意見を出したのだ。
OUIIは「ITC判事が提出するよう命令した文書をSKイノベーションはまともに提出していなかったが、その後科学的捜査により該当文書が発見された。これは証拠開示義務に対する明白な違反」と指摘した。続けて「SKイノベーションが会社次元でLG化学の情報が入った文書を削除したという本質的疑問を感じる。SKイノベーションは文書提出命令にもっと誠実に臨むべきだった」と付け加えた。