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韓国軍「銃撃後に燃やした」vs北朝鮮「遺体でなく浮遊物を焼却」

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.09.26 10:45
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「謝罪はするが、蛮行ではない」。

北朝鮮が25日に労働党統一戦線部の名義で送った通知文の内容を一言で要約するとこうだ。韓国海洋水産部の公務員イさん(47)に銃撃を加えて死亡させたことについては、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が自ら謝罪した。しかし北側が付け加えた事件の経過は韓国軍の説明とは多くの側面で差がある。越北の意思まで表した非武装民間人を上部の命令で射殺して燃やしたというのは事実でないというのが、北側の主張だ。検問に応じない「侵入者」を現場の判断で射殺したということだ。双方の主張が正面から対立するのは大きく4つの部分でだ。

 
(1)「遺体は焼却していない」

韓国政府は、北朝鮮軍が海上でイさんに銃撃を加え、油をかけて燃やしたと把握している。「反倫理的な蛮行」という批判をあふれた決定的な部分だ。

一方、北朝鮮はこの日、「約10発の銃撃を加えた後、10メートルほどの距離まで近づいて捜索したが、正体不明の侵入者はいなかった」とし「多くの血痕があり、射殺されたと判断し、国家非常防疫レベルで焼却した」と主張した。銃撃を加えたが、遺体は見つからず、防疫レベルで海上浮遊物に火をつけ、遺体の焼却ではないという立場だ。

(2)異なる射撃時間

北朝鮮は22日晩、登山串(トゥンサンゴッ)近隣でイさんを射殺したと明らかにした。操業中だった漁船がイさんを発見し、通報を受けた北朝鮮軍が出動して空砲弾を撃つと逃げようとしたため、射撃したという主張だ。瞬間的、偶発的に起きた事件という説明だ。

しかしこれは22日午後3時30分にイさんを発見した北朝鮮軍が防毒マスクを着用したまま接近し、6時間後のこの日午後9時40分に上部の指示で射撃して死亡させた後、40分間ほど燃やしたという政府の発表に反する。

(3)取り調べ後に処刑vs拒否して逃走

軍当局はイさんが北朝鮮軍に発見された後、海上で取り調べを受けたと把握している。政府関係者は「通常、海上に浮いている人を発見すれば船に乗せたり陸地に移してから取り調べをするのが慣例」とし「北は当日、イさんを発見した後、陸地に入れず逃げられないようロープで身体の一部を縛った後、海上で取り調べを行ったと理解している」と話した。

一方、北朝鮮は「イさんが身元を確認する過程で1、2回ほど大韓民国の誰々とあいまいに答えた後、返答しなかった」と逃走を図った点を強調した。「命令に無言で応じず、空砲弾2発を撃つと驚いてうつ伏せになり、逃走しそうな状況になった。(イさんが乗っていた浮遊物を)ひっくり返しながら体に何かをかぶろうとする姿もあった」というのが北側の主張だ。取り調べ自体が行われなかったということだ。

(4)越北の意思はあったのか

イさんが北朝鮮軍に発見された直後、越北の意思を明らかにしたかどうかについても南北の主張は分かれた。軍当局は「北の軍が失踪者の漂流の経緯を確認し、越北の陳述を聞いたとみられる」と明らかにした。イさんが海上での取り調べ過程で北に行きたいという意思を明らかにした状況があったということだ。しかし北朝鮮はこの日の通知文で「越北」の意思表明に言及しなかった。

建国大統一人文学研究団のチョン・ヨンソ教授は「北の最高指導者が文書に『申し訳ない』という表現を入れたのは極めて異例」とし「国際社会の非難が激しくなり、急いで事態の収拾に動いたとみられる」と分析した。

軍の内外では海上漂流者はひとまず引き上げて応急措置を取った後、身元確認手続きを踏むのが普遍的・人道的な慣例だが、北朝鮮はこうした基本措置を取らなかったという批判も提起される。さらに海上で30時間近く漂流して体力が消耗していたイさんが広い海で逃走するのは不可能だったというのが、専門家らの見方だ。

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