北朝鮮、「海上蛮行」に対して3日間沈黙…新型コロナ防疫だけ強調
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.25 14:15
韓国海洋水産部所属漁業指導船に勤務していたが、今月22日夜、西海(ソヘ、黄海)北方限界(NLL)北側の海上を漂流していた公務員イさん(47)に銃撃を加え、遺体に火を付けた北朝鮮が事件発生から3日が経過しても沈黙を維持している。
25日午前10時現在、北朝鮮労働新聞など官営メディアはもちろん、対外宣伝メディアも関連事件については一切言及がない。その代わり、水害と台風被害を受けた咸鏡道(ハムギョンド)復旧事業と新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の防疫に関連した内容を扱うのみだった。これは韓国内メディアはもちろん、多くの外信が北朝鮮の蛮行を批判調で扱う雰囲気とは全く違う。
政府当局者は「北朝鮮は2008年7月、観光客パク・ワンジャさんが金剛山(クムガンサン)で北朝鮮軍に射殺された翌日、直ちに遺憾を表明した」とし「金正日(キム・ジョンイル)総書記(2011年死亡)が玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代グループ会長に会った席で再発防止を約束したこととも違いがある」と話した。北朝鮮の反倫理的行為に対する国際社会の非難にもかかわらず、北朝鮮は一切対応をしないでいると説明だ。当時北朝鮮は金剛山観光を担当する名勝地総合開発指導局報道官名義で遺憾を表した。