韓国は北の住民187人救助したのに北は銃撃しガソリンかけた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.25 09:47
22日、西海(ソヘ、黄海)の北方限界線(NLL)近くの北朝鮮側の海上で「民間人射殺後、遺体毀損事件」が発生した中、韓国政府が過去10年間、韓国海上に越えてきた北朝鮮の住民187人を救助して北に送還していたことが確認された。特に亡命の意思を示した北朝鮮住民82人については意思確認の手続きを経て亡命を許可したことが確認された。野党は「韓国は北朝鮮住民の人道的な送還・亡命手続きを行ったが、北朝鮮は韓国国民を銃で撃った」とし「国民が北朝鮮に殺害されたのに、政府は終戦宣言云々と言って北朝鮮の顔色をうかがっている」と批判した。
太永浩(テ・ヨンホ)国民の力議員が24日、韓国統一部から提出を受けた『海上越境北朝鮮人員送還統計』によると、政府は過去10年間(2010年~2019年)、船舶に乗ったり、海上で漂流した状態でNLL以南に来た北朝鮮住民187人を北朝鮮に送還した。板門店(パンムンジョム)を経て帰った人員は49人で、海上から送還された人員は138人だった。