包装材ゴミは山積するが…「腐るプラスチック」技術をなぜ腐らせるか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.24 13:36
新型コロナウイルス感染拡大の影響で宅配物が急増し、プラスチック・ビニール・スチロフォームによる「白色汚染」が現実化している。プラスチックはリサイクルだけでは限界があり、現実的にゴミを減らすには「腐るプラスチック」の導入が急がれるという指摘が出ている。
韓国統計庁によると、オンラインショッピングでの飲食品サービス(飲食品宅配)取引額は今年1-7月に計8兆6574億ウォン(約7800億円)と、前年同期比で73.6%も増えた。飲食品宅配の利用に比例して包装容器のプラスチックやビニールなど生活廃棄物も急激に増えている。環境部は今年上半期のプラスチック廃棄物が一日平均約850トンと、前年同期比で約16%増加したと発表した。
一方、廃プラスチックのリサイクル率は非常に低いのが実情だ。韓国化学研究院のファン・ソンヨン・バイオ化学研究センター長は「国内のプラスチックリサイクル率は10%程度だが、プラスチック生産ペースはこれをはるかに上回る。リサイクルだけでは決してゴミを減らすことはできない」と断言した。