慰安婦被害者の吉元玉さん家族「数年前から認知症状…正義連、隠していた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.22 09:14
旧日本軍慰安婦被害者の吉元玉(キル・ウォノク)さんが数年前から認知症状を示していたが、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)側がこの事実を家族に知らせないで隠してきたと、吉さんの家族が主張した。
これに先立ち、正義連元理事長で与党「共に民主党」の尹美香(ユン・ミヒャン)議員は吉さんが認知症であることを知りながらも、その間吉さんに政府補助金や寄付などを団体側に寄付するように誘導したという検察の起訴内容(準詐欺容疑)で問題になっていた。これについて、正義連と尹氏側は吉さんの寄付は本人の意志が反映されたものだとして反論している。
この中で、吉さんの家族はこれまで正義連側から吉さんの健康状態に関連したいかなる話も聞いたことはないと主張した。吉さんが2010年にパーキンソン病と診断され、2015年からは認知症状で神経薬も服用してきたが、健康に異常があるという事実を家族は全く知らなかったという。