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手強い野心家・菅首相、『君主論』を胸に時を待っていた(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.21 16:16
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14日の自民党総裁に続き、16日首相に選出された菅義偉氏(71)は安倍晋三前首相の「アバター」にとどまるのか、あるいは意外にも野心家の本性を表わして自分だけの政治を試みようとするのか。菅氏は外見は馬鹿正直なスタイルで政治家として無味乾燥だという評価を受けてきた。議員補佐官12年、市会議員9年という忍苦の歳月を経て1996年中央政界に進出した後も自分の政治ができなかった。このため病気に伴う安倍氏の突然の辞任以降、彼を実質的な上皇に迎えて短期間の「危機管理首相」として「リレーの中間走者」役に満足するだろうという予測が少なくなかった。だが、人の内心は分からない。特に菅氏の読書と人脈の築き方を見ると、意外に野心家であることを察することができる。

◆安倍シーズン2なのか、野心家・菅の政治を稼動させるのか

 
もちろん菅氏は現在としては「つなぎの首相」というイメージが強い。実際、自民党総裁選が安倍氏が病気によって辞任して残った任期を埋める補欠選挙として行われたため、菅氏の首相期間は来年9月までだ。現衆議院の任期は来年10月までだ。このような状況であるだけに、菅氏の選択に関心が傾くよりほかはない。菅氏自身の言うように、議会解散権は首相の手にある。任期前に議会を解散させて総選挙を行い、これに勝つことによって自身の権力基盤を固めることができる。だが、新型コロナによって早期総選挙も執り行うということになればそれ相応の名分がなければならない。菅氏は総裁選の時から安倍氏の政策を継承すると明らかにしてきた。政権持続性を前面に出して首相になった人物だ。果たして大胆な菅氏の政治ができるかどうか、疑問を呈する人は少なくない。

◆総務相と秘書室長である官房長官だけが閣僚経験のすべて

菅氏の経歴を見ると、一言で無味乾燥な政治家だ。8選の衆議院議員だが、閣僚経験も総務相と官房長官がすべてだ。総務相は行政・公務員・地方自治・選挙・政治資金・情報通信・郵便など幅広い業務を担当する総務省のトップだ。安倍氏が最初に首相を務めた2006~2007年に、11カ月間、総務相を務めたのが菅氏にとって初めての閣僚経験だ。その後、2012年に安倍氏が首相に返り咲いてからは内閣官房長官を務めた。官房長官は一言でいうと首相秘書室長兼政府報道官だ。内閣の案件に関連し、行政各部と国会各交渉団体を取り仕切り、主要懸案に対する政府の公式意見を発表する役割を担当する。菅氏は安倍氏が2度目の首相を務めることになった7年8カ月間、一貫して官房長官を引き受けてきた。総務相と官房長官として働く間、内閣府特命担当大臣(地方分権改革担当)、郵政民営化担当大臣、沖縄基地負担軽減担当大臣、拉致問題担当大臣など権限は少なく責任は重い席を兼任してきた。野球にたとえると、リリーフやショートのような役割を担当してきた。

◆無派閥だが派閥の助けを受けて首相に

菅氏は派手な政治経歴もない。政治一族出身でもなく、学閥もない。学生運動時代の1960年代末に大学に通っていてもこれらと関連がない。さらに自民党で政治活動を行う上で重要な所属派閥もない。菅氏はどこにも所属しなかった無派閥だ。ボスが政治資金を与え、政治的機会と経歴を作って引き立ててくれる派閥がないということだ。自民党には98人を率いる最大派閥の細田派、それぞれ54人が所属する麻生派と竹下派、それぞれ47人が所属する二階派と岸田派、19人が属する石破派、11人の石原派などの派閥がある。派閥間の合従連衡で自民党総裁が選出され、自民党が政府与党の場合、総裁はほぼそのまま首相となる。合従連衡とは聞こえはいいものの、実質的には事前談合、密室取引とみることもできる。日本政治の影だ。

9月14日の総裁選でも、細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派が菅氏を支援した。ここだけで264票を集めた。菅氏はこれら5派閥の支援を受けて自民党総裁になり首相にまで登り詰めることができた。菅氏とともに裁選挙に出馬した岸田文雄氏は47人が従う岸田派のトップだ。安倍氏の政敵で、今回出馬した石破茂氏も19人で構成された石破派のボスだ。安倍氏は最も構成員の多い細田派に属する。安倍氏は政敵である石破氏が総裁と首相になることを阻止するために、過去に首相になることを支援した派閥間の合従連衡を背後で操った可能性が高い。安倍氏は石破氏に対し、相当な拒否感を持っているためだ。結局、菅氏は派閥のトップである2人と正面対立して勝利したといえる。

菅氏を支持した派閥は自民党の党4役を分け合った。党4役には二階俊博幹事長(81)、佐藤勉総務会長(68)、下村博文政務調査会長(66)、山口泰明選挙対策委員長(71)が決まった。二階氏と山口氏は留任で残りは新任となる。二階氏は二階派のトップであり、佐藤氏は麻生派のメンバーだ。下村氏は最大派閥の細田派所属で、山口氏は竹下派だ。党4役を輩出した4派閥とあわせて、11人が所属した群小派閥である石原派からは森山裕国会対策委員長を輩出した。自民党の党4役人事は菅氏を総裁と首相に押し上げたことに対する報恩人事、または権力分割人事といえる。自民党総裁である菅氏が実施した党人事とみるよりは、派閥が勢力により人を座らせた人事といってもよい。菅氏は派閥に借りが多い。このような人物が首相になったため、短命に終わるか、あれこれ干渉を受ける可能性が高いという話がどうしても出てくる。役割を要求するのだ。

◆「三度の食事」外部の人々と会って太いパイプづくり

にもかかわらず菅氏は実は手強い野心家だ。まず、菅氏は自民党内では無派閥だが、意外に人脈がほうぼうに伸びている。日本経済新聞によると、菅氏は安倍氏の任期と同じ7年8カ月間、官房長官をしながら朝・昼・夕の大部分を政治家や官僚、経済関係者など人と会うのに使った。夕食の席を2つに分けてはしごすることも珍しくなかったという。これを通じて構造改革派を中心に経済界に人脈を築いていったという評価を受けている。日本経済の構造改革を主張する人物が菅氏の周辺に布陣しているということだ。菅氏が若手議員だった時、「政治的師匠」と仰いだ梶山静六議員は、菅氏に「官僚は説明の天才であるから、政治家はすぐ丸め込まれる。おまえには、俺が学者、経済人、マスコミを紹介してやる。その人たちの意見を聞いたうえで、官僚の説明を聞き、自分で判断できるようにしろ」と強調した。政界、官僚、経済界の要人と広く会って話を聞いてこそ、全体を見て大きな絵を描くことができるということだ。

安倍氏が看板として掲げた外国人観光振興政策も、実際は菅氏が会った人脈からアイデアを得たと伝えられる。菅氏は2016年に「2020年2000万人の外国人訪問」としていた目標を4000万人に増やした。安倍政権発足当時、年間100億円だった観光分野予算を700億円に増額した。大胆で粘り強い政策推進力には疑いの余地がない。首相・菅氏が今後経済改革と政策運営をどのように進めていくのかを察することができる部分だ。菅氏は経済諮問会議の意見を受け入れて最低賃金を引き上げ、中小企業を再編する作業にも着手するものとみられる。限界状況に達した一部の業種を自然整理することができるようにする政策だ。これとあわせて産業経済力が高い技術開発と中小企業への拡大にも重きを置いている。このように菅氏は外部の人脈の助言を通じて規制改革に対する意志と信念をさらに固めて政策アイデアを得ているとみられる。

手強い野心家・菅首相、『君主論』を胸に時を待っていた(2)

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